murmur


2020.05.31 written by Kikawa やる気が貴重なのか、時間が貴重なのか

日常が非日常になってから早数ヶ月。
ルーティーンから強制的に押し出された毎日は、時間がいつもよりあるようなないような、新たな体験でした。

決まり切った日々のサイクルにおいて、その中で自由に使える時間は限られています。
一方で、裁量の範囲が狭いということは、管理がしやすいという事でもある。ということに気付きます。

学生の頃もフリーの頃も、スケジュールは基本的に自分で全て組み立てるものでした。
毎日同じ時間に仕事が始まるわけじゃないし、毎日同じ場所へ行くわけじゃない。1日として同じ日はないわけで、「勉強しない!」「働かない!」と決めたら、まあある程度そうすることが出来るわけです。
一方、基本的に仕事に使う時間が先にスケジュールに入っていて、残った時間を色々と工夫するようになったこの数年は、時間に対する向き合い方が変わると同時に、これまで以上に時間の貴重さを感じる日々でした。
が、いざ求めてやまなかった時間がたくさん手に入ると、今度はうまくそれを使えない事実に直面します。
いつものような狭い時間であれば、「今しか出来ない!」という追い立てられるような勢いで色々とこなすことが出来るのに、今はたくさん時間を使った割にはイマイチ進捗状況が良くない。
ああそうか。時間をうまく使うためには、それよりもまず先にやる気を操縦出来ないといけないんだ、と。
(仕事に使う時間の見積もりが立てづらいのもあるかもしれないけれど)

やる気自体をコントロールするために、まずは気が散らない環境作りが重要。ということをそういえば前に読んだなあと思い出し、再読。後に大掃除。
合わせて、内面からのコントロールのために何か出来ること……と調べ、瞑想を始めることにしました。

やる気。
集中力に言い換えられるのだろうか?

数年前に、「集中力を向上させるためには?」という問いを立てたときに、マインドフルネスについて調べ、何冊か本を読んだ時期がありました。「やる気」と「集中力」が同じものかどうかさておいて、集中力が増すことは実感としてあったので、これを機に少し自分のものにしてみようと考えました。

今回は瞑想用のアプリをダウンロード。
何事も新しいことは続くタイプなので(そしてしばらく続くのにふと忘れたらやらなくなる)、しばらく続ける予定です。

多い日は日中に1セッション、寝る前に1セッション。
最初こそ、横になって目を閉じるとあっという間に爆睡していましたが、1週間を過ぎる頃にはきちんと全部出来るようになり、むしろ夜は目が冴えて眠れなくなる謎の期間を経て、今はようやくバランスが取れるようになりました。

日中に仕事をばーっと進めて、エネルギーが枯渇したなと思ったら瞑想する。
そうすると、またちょっとエネルギーが回復するような気がします。週の後半はどうしても疲れを多く感じるので、そのままちょっと15分くらい寝ることもあります。

いつも上手に自分をコントロール出来るようになりたいものです。